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減量に成功した不人気車 CBX250S

部品(流用)情報 リアショック



前書きは コチラ


リアショック、リアサスペンション または略してリアサスとも言われますね

まずはこちらの記事、ブログに来て下さっている サラさん にスペシャルサンクスなのです!
MGS330Tの姉妹モデルであるMGS330(サブタンク無しモデル)にて多大なるヒントを頂きました

以下の記事は CBX250S CBX125F 共通です
250Sと125Fのリアショックは色違いの同一部品 
両車のショックは構成部品のみならず、アッシー状態でも CBX125Fの機種コード KK6 を持っています





今回はカヤバの MGS330T を購入してみました
純正ショックにサブタンクが付いてるからこれもタンク付き・・と言う単純な理由 ♪

カヤバのリアショック(リアサスペンション)にはいくつか種類がありますが
ミニバイク用以上のグレードになるといきなりSR400用~それ以上になってしまうのです
SR400用って重量的にどうなのよ? 
CBX250Sの車重は原付+α程度の車重だからSR400用は硬すぎるかも?
社外品なら原付の純正ショックよりは減衰力強めかも?

と言う事でコレ! 適応はホンダ DAX!!


部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18171743.jpg

上がカヤバ MGS330T
下はCBX250S純正


カヤバさん、そこはかとなくレトロなサブタンク・・・

それもそのはず 
MGSのシリーズは80年代にはありまして 少なくとも88年の モンキー工房早矢仕 の広告には存在してました
驚くなかれ、当時の価格も現在と同じ!
もはや卵みたいな物価の優等生




さて商品の内容物は・・・と
部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18210276.jpg
外箱、本体、カラー、薄いリング、説明書、ステッカー




薄いリングはそれぞれ 外径14mm/内径12mm のものと 外径14mm/内径10mm のもの
カラーの長さを調整するリングっぽい

部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18214318.jpg




取付に関する諸元はこんな感じ

部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18233537.jpg
リザーブタンク側はカラー溶着です カラーもブッシュも工具で引き抜く事は可能と思いますが
基本的には外せません(メーカー談)
外せないカラーの状態で内径14mm





部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18234310.jpg
反対側はゴムブッシュのみの状態にできます ブッシュのみだと内径14mm



幅に関してはうちのCBX250Sではドンピシャ

ロッド径は10mmで純正と同じ

ショックの全長(穴~穴)は
純正より5mm~ほど長いですが、まぁ問題ないでしょう

最大ストローク量は90mmとの事
バンプラバーに触れるまでのストローク量は約80mm


車体側が要求する取付けサイズは
アッパー 14mmのツノ
部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18270004.jpg




ロアー8mmボルト
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MSG330T の穴は両端とも 最大14mm 
アッパー取付部のツノは14mmなので問題無いですが、スイングアーム側は8mmですね!
付属のカラーで 内径10mm まで縮小できるので別途これを用意しました
内径10mmカラーの中に、更にこのカラーを入れれば 都合8mm になります
部品(流用)情報 リアショック_a0388932_18390483.jpg
14mm→8mm 変換カラーがあればそれでもいいですね





早速分解してみました (*'▽')
分解方法は純正とマッタク同じ


スプリングもやはり5mm~くらい長い

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ただ、このショックの想定がDAX50~70なのでスプリングレート/バネレートが柔らかい
線径もかなり細い  そしてなんだか荒巻スプリング 
荒巻鮭にして荒巻義雄



切った貼った工作(押して測れるそこそこ精密なハカリさえあればこんなの作らなくていいんだけど)で
簡易測定

部品(流用)情報 リアショック_a0388932_19191863.jpg


純正スプリングは
10mm 縮めるのに 8.3kg
15mm 縮めるのに 17.2kg

MGS330Tのスプリングは
10mm 縮めるのに 7.2kg
15mm 縮めるのに 12.9kg

の力が必要でした
マッタク何の参考になるのか分からない数値ではありますが、柔らかい事は分かった!
いかに高圧ガスのバネ力があっても柔らかいんじゃないかな? どうかな??

うん、ここは何となくMGSに純正スプリングを組み込む作戦でいきます
MGS330Tのスプリングが収まる部分の長さ(スプリング調整ダイヤル~スプリングを止めているプレート間)
も純正より5mm~長いですが、まぁイケるでしょう!

ショックの構成は全く一緒なので組み込みはとっても簡単


MGS330Tはショックの下半分が純正より太くなっている為
CBX純正の スプリングアジャスターリング は組み込めず、付属品のリングとなります

黒い樹脂の筒はエンドアイを外せば組み込めるかも知れませんが、
MGSのエンドアイの外し方がワカリマセンので割愛

コメントによりますとサブタンク無しの MGS330 の場合は純正の黒い筒が組み込めるそうです
(で、良かったでしょうか?)



色を純正よろしくゴールドに塗って~~♪
(softt99 ホイールカラースプレーのゴールド+同クリアーでトップコート)


この時まではゴールドに変わる期待でゴキゲン (*'▽')

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でけた!!

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めちゃめちゃ軽薄なゴールドなんですケドーーー

甚大なるテンションダウン。。。。



塗っちまったものはしょうがない
ターンバックルを使って純正スプリングを組み込んで~
車体に装着  純正と同じ位置にタンクをもってきました

ごく軽くチェーンカバー(チェーンケース)に接触しますが、純正もそんなもんなのでオッケー
その他の部位の干渉はありません
(アッパー取付部周辺でシートフレームとのクリアランスが3mm~とやや少ない箇所がありますが
走ってみても干渉はしていませんでした この辺は個体差があるかも?)

部品(流用)情報 リアショック_a0388932_19574247.jpg




そしてリザーブタンクが上でも装着できますが。。。
(タンクを後ろにするとヘルメットホルダーの使用に支障が出ます)

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この場合、お約束?でチェーンケースの突起にちょっと干渉します
でも軽く削ればいける感じ

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やっぱりこの位置にしようっと ♪


部品(流用)情報 リアショック_a0388932_20020684.jpg


倒立させて大丈夫なの? とお思いの方もいるでしょう
MGS330T は単筒ガス式 いわゆる ド・カルボン式 なので取付方向を選びません  
もちろんメーカーに確認済み
ナンデ?? 単筒・・・??  と思われた方は コチラ をどうぞ


一応ラバーブッシュにはシリコングリス 金属同士が擦れる場所にはウレアグリスを塗布して装着!


足つき、体重をかけた時の違和感は無し
とりあえずプリロードは最強から2段下 減衰力は3段階の真ん中で房総を3時間ほど試走
(流れに乗る程度のペースで山岳路や大きな路面ギャップ無しの一般的な道)

飛ばす腕もなく、感覚もかなり鈍い自信があるし、様々な環境で試した訳ではありませんが
悪くない!  外乱を受けても1発で「スッ」と収まる感じ
純正も不満はありませんでしたが、より上質な雰囲気ですね

そう言えば純正ダンパー単体(スプリング無し状態で)は押すと軽~く動いた気が・・・
走行3万kmの1号車のダンパーは 走行500kmの2号車のダンパーより更に軽く動いたっけなぁ
純正ダンパーは押しても戻ってこないけど、MGS330Tは「スゥ~」っと戻ってくる

それなりにヘタってた・・・て事なのかしら?
ガスが抜けちゃった? オイル室に混じっちゃった?
そもそも純正は低圧ガスのオイルショックなのかしら?? う~ん


上記の条件でストロークセンサー(ゴム紐とも言う)を見ると 
バンプラバーに触れるまでのストローク 80mm に対して 55mm 使っていました


部品(流用)情報 リアショック_a0388932_12521540.jpg
山岳路と多少のギャップが加わると60mm超になると思いますので
ストローク的にもまずまず良いと判断します


ここいらへんの感覚は人によって様々と思いますので
あくまで私の場合は、と言うニュアンスでよろしくです!



色以外は 上出来な感じでしたが  現状、自分なりの結論としては

〇 別体タンクにこだわりがある方は MGS330T
〇 高品質ながらコストも重視する方は MGS330
〇 もっと上を狙うなら YSS (こちらは適合の確証はとれていないですが、、)

と言う感じですね
他にも装着可能なショックは数あるかと思いますが、今のところと言った感じです

更に乗ってみて、今後気が付いた点があったら追記します





最後に。。。

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リアショック のフォントがレトロでステキ!!

そこはかとなく魔法使いサリー





cbx250S CBX125F リアサスペンション リアサス リアショック 交換 流用




by junkmotorrad | 2020-12-30 11:59 | 部品情報 | Comments(3)
Commented by サラ at 2022-05-09 22:18 x
こんにちは
サブタンク無しは純正の黒い筒は組めました。あくまでCBX125Fではという条件ですが。純正もそこそこ減衰は効いてたのですが、替えてからはかなりしっとりした感じになりました。サブタンク付き欲しいですが値段的に鋸山の展望台から飛び降りる覚悟が必要ですね。
Commented by サラ at 2022-05-10 10:26 x
すみません。記事内の情報を見逃してました。ショックユニットは共通部品なんですね。
あとはタンク無しは本体が鋼管溶接構造なのに対してタンク付きはアルミ鋳物なので、チューブ部分の外径が違うんですかね?
Commented by ブログの中の人 at 2022-05-10 21:37 x
サラ様
こんばんわ
まずはこの度有益な情報を有難うございました
お蔭様でショックの流用情報を載せられました<(_ _)>

確かに! しっとりした感触になりますよね~
純正も不満は無かったつもりですが違うものですね

あはは、鋸山~~(千葉の方なんでしょうか?)
標高的には低いですが、あの断崖はなかなかです!
さしずめオーリンズは槍ヶ岳
ホワイトパワーは北岳から飛び降りる覚悟ですね
YSSは八ヶ岳あたりかしら??
タンク付き、確かにかなりの出費になりました(汗)

タンク付き330Tはタンク周辺がアルミの鋳物
そこにスチールのチューブ部分を接合した造りでした
チューブの径の差は分かりませんが、
黒い擦れ止めの樹脂はエンドアイを通過する事が
出来ませんでした、、、