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減量に成功した不人気車 CBX250S

整備情報 エンジン着脱



はい。 訳あって短期間に数回エンジン着脱しました (T_T)
まぁ件のオーバーホール依頼がらみなんですが ボソリ


CBX250Sがまだ(!)帰ってこないので、テンション低めで推移してますが
このままでは作業の細かい部分を忘れてしまうので書きます 
(すでに忘れ始めてますが、、)



エンジンの着脱は慣れれば2時間ほどでできます
CBX250S特有の注意点等は特にありません



バッテリーのマイナス端子を外します(念のため)

カウル/ミラーを外します
カウルを外さなくても出来るのかも知れませんが、私は外しました
ヘッドライトのステー類はそのままで大丈夫です

カウルの着脱は特に難しい所はありませんが、
ここのネジを外すのを忘れないようにして下さい(一見ただのメクラブタに見えるけどね)


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あとは
ツメを折ったりしないようにしたり(タンク側、ゴム製の受けにシリコングリスを刷り込んでおきましょう)

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あご下のネジを外したりします
ウインカーのカプラーも外します

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タンクを外します  タンクの固定はネジ1本なので非常に楽 
(タンクから伸びる燃料計の配線カプラーも外します タンクからの配線を辿っていけば分かりますよ
 CDIの近くにカプラーがあります)


シフトペダルをエンジンから外します
(差し込み位置にマーキングしておくと後で楽です
外した後、ペダルの支点がヒールプレートに付いたままプラプラさせておいても問題ありません)

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ドライブスプロケットからチェーンを外します  なんだったらスプロケごと外してもいいです
(チェーンを緩める為、リアホイールを一番前に動かしておきます 
 スプロケットカバー内に配線の筒状スポンジクッションが挟まれていますので場所を覚えておきましょう)


 導風板?を外します
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タコメーターのエンジン側タイコを抜きます

 プラグキャップを抜きます

スロットル/チョークケーブル、キャブレターを外します キャブレター着脱参照
(エンジンを外す時邪魔になるので、外したケーブル類はきれいにまとめてメインフレームにしばっておきましょう
 チョークケーブルのプランジャーを破損してしまった場合は やっちまった!参照
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ケーブル位置を覚えておく赤ペイントは目印で付けたのですが、
ナットが通過すると剥げてしまい無意味でした(笑)




クランクケースとエアクリーナーボックスを繋いでいるパイプを外します

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セルモーターの端子 プラス、マイナスを外します  セルモーターに結線してあるほうがプラス

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エンジンから生えている配線が2系統ありますので、そのカプラー、ギボシを外していきます
配線を辿っていけばすぐ分かりますよ

① エンジン後部、ドライブスプロケットカバーの上あたりから伸びる配線
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こちらはカプラー+ギボシ1か所を外します
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② 前部フレームに沿って立ち上がっていく配線です

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こちらはカプラー1か所のみ
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マフラーを外します
(フランジのカラーはこんな感じで嵌まっています 
 組付け時はポロポロ落ちてムッとくるので紙のマスキングテープで固定したまま装着してもいいですね)


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エンジンハンガーを外していきます
プレート、ステー類の場所、向き、ボルトの差し込み方向、配線の位置 などを記録しながら進めましょう



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深い意味はありませんが、私は何となくこのボルトを最後に抜いています
載せる時は1番最初に差し込んでいます
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これらのエンジンハンガー類も見れば分かる感じで
そんなに難しい事はありません


外した挙句に向きや取り回しが分からなくなってお困りの方がいましたらコメント下さい
場所にもよりますが写真をUPしたりできます(走行500kmの当方2号機を参照してみます)




さていよいよエンジン本体の取り外し ですね!
この作業の1番の難関と言えば難関です

エンジンは 車体右側 ブレーキペダル側 より取り外します
小さな車体が災いして旧車な割にフレームとのクリアランスは少し小さめですので
ちょいちょい動かしながら外して下さい



軽量級エンジンとは言え、ウン十キロあるものをアタリを見ながら外しますので
この部分だけは2人での作業が前提になると思います

エンジンは真横にスパっと外れたりはしません 
そんなに苦労はしませんが、わずかにパズル要素があり
エンジンを5cmほど(だったかな?)持ち上げる必要があります
多少はフレーム各部に干渉しながらの作業になると思って下さい

と、その前に下部フレームを着脱の傷に備えて養生しておくと◎
私は厚紙(段ボール)を巻いて養生テープで留めてます
配線は挟まないようにまとめてエンジンにでも貼り付けておきましょう





さて、エンジンを降ろすのですが私の場合
ジャッキの上にフレーム幅より狭めの幅に木片を置いてエンジンだけを持ち上げられる様にしています

上下位置を調整しながら、木片で下からエンジンを支えながら作業してます 
これがあるとエンジンを装着する時も非常に楽です

エンジン底部は前に向けて傾斜しているので、いい位置にクッションを入れて水平を合わせています
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装着の際は外した手順を逆にやるだけなので難しくありません
強いて言えば逆パズルでエンジンをフレーム内に収める時と
最初の1本のハンガーボルトの位置合わせ、、が多少苦労するでしょうか
(言ってもまぁそこまで難しいものではないと思います)



そんなにやる必要がある作業ではありませんが、ご参考まで。。。

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あ、bonbon tonton とはもう1つやっているブログのハンドルネームです






cbx250s レストア 修理 整備


by junkmotorrad | 2020-10-01 18:11 | 整備情報 | Comments(0)